こんにちは。山梨県の膝の痛み・坐骨神経痛専門のももたに整体院の桃谷です。当院では膝の痛みで通院されている患者さんが多くいらっしゃるのですが、その方達に共通している点が「膝を伸ばせていない」ということなんです。膝関節の変形が進行している人ならば膝関節の構造上、膝を伸ばすという事は難しいですが、実はレントゲン検査やMRIをしたけれど膝に異常がなかった人や、軟骨が減っている人でも膝を伸ばせないで歩いている人が大勢います。そのことによって膝の痛みの原因を患者さん自身で作っていることにもなっている事を説明していきます。
動画でも説明していますのでご覧ください。
膝の痛みの原因は膝が伸ばせないことにある
膝が伸ばせない事が痛みの原因ということですが、膝が伸ばせない事によって膝関節にどんな影響が出ているかというと、歩く時に膝を少し曲げてながら歩いていると常に太ももの筋肉は硬くなっている状態になります。
簡単にいいますと、いつもスクワットをしながら歩いているという事なんです。
しんどくないですか?しんどいですよね?
これをずっと続けると太ももがガチガチになって柔軟性がなくなってしまうんです。そして柔軟性がないので歩いた時の衝撃を太ももで吸収できないために膝関節に負担がかかり続けることになるんです。
膝を動かすための筋肉の問題
上記の説明で膝は伸ばしたら良いのだとお分かり頂けたかと思います。しかしここで問題があるのです。それは、太ももの筋肉がガチガチに硬くなり過ぎた為に、いざ膝を伸ばそうと思っても膝が伸ばしにくくなっているのです、太ももの筋肉は膝を伸ばしたり曲げたりする時に使用する筋肉なので硬くなってしまうとうまく伸ばせなくなるのです。
不安や怖さの問題
人はどこかケガをした時にケガをした箇所を使わないように庇(かば)って生活しますよね。当然なんですが動かしたりすると痛いからなんですが、これがけっこう曲者(くせもの)なんです。
痛みが出始めた時は、痛いから庇う行動をします。しかし月日が経ってくると脳が学習をして痛いから庇うではなく、痛くなる前に庇い始めます。
何故痛くなる前に庇うかというと、痛い思いをしたくないからなんです。その為に膝を曲げて力が入りやすい状態にして痛みを鈍らせようとしてしまうのです。
本来なら膝を伸ばした方が自然な歩行中などの場面で膝を常に曲げている、この背景には実は「また痛くなるんじゃないか」「膝の痛みが悪化したらどうしよう」という不安や恐怖があるのです。痛みを経験した記憶が脳に残って不安という感情を生み出すことで膝を伸ばさなくなるのです。
膝痛を改善する方法
では、今回のような膝の痛みはどうすれば良いかというと。膝を伸ばせるようにすれば良いのです。
これが頭では分かっていてもできない人が多いのです、筋肉だけの問題であれば適切なストレッチやマッサージで改善できると思います。ただ不安や怖さによって膝が伸ばせないとなると思っている以上に難しくなるんです。
そこで大切なのは膝の痛みの原因がどこからきているか突き止められる整体院の先生と一緒に治療を進めることです。原因がはっきりしないままの状態だと曖昧な治療で終わってしまいます、なので膝の痛みを得意とする先生を頼ってみてください。