こんにちは。山梨で唯一の「膝の痛み・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。腰痛を訴えて病院やクリニックを訪れた人の中には、レントゲン検査やMRI検査の結果
医師「検査の結果、ヘルニアが出ているから神経を圧迫して痛みが出ているので、手術が必要ですね」と言われた方もいらっしゃることと思います。
実際に手術を要するヘルニアはごくわずかなんですが、ヘルニアを完治させるには手術が必要なのでしょうか。また、ヘルニアが本当の腰痛の原因なのでしょうか。
ヘルニアとは
一般的にヘルニアと呼ばれている疾患は、医学的には「椎間板ヘルニア」と呼ばれています。背骨の1つ1つを椎骨といいますが、椎骨と椎骨との間に椎間板というクッションのような部分があります。
椎間板に偏った負荷がかかることによって、中から髄核が飛び出し、それが神経を圧迫することによって、痛みやしびれが出ることとなるのです。
頚椎にある椎間板から髄核が飛び出し、肩や首の痛み、手のしびれなどが現れるものを「頚椎椎間板ヘルニア」、腰椎の椎間板から髄核が飛び出し、腰痛や臀部痛、足のしびれが現れるものを「腰椎椎間板ヘルニア」と呼んでいます。
一般的に、単にヘルニアといった場合、腰椎椎間板ヘルニアを指すケースがほとんどなので、この記事でも腰椎椎間板ヘルニアについて解説していきたいと思います。
手術をすればヘルニアは完治するのか?
実は、手術を要する椎間板ヘルニアは、全体の5%程度だとされています。腰椎椎間板ヘルニアには、「神経根型」と「馬尾型」の2種類があります。
馬尾型の腰椎椎間板ヘルニアは進行が早く、放置してしまうと排尿障害が起こったり、歩行困難になったりすることがあるので、緊急手術が検討されることとなります。
神経根型のヘルニアは半年もすれば自然に治るケースが多く、MRIやレントゲンでヘルニアの現象が確認できる方でも、実は全く痛みやしびれが出ないという方もいらっしゃいます。
椎間板から随核が飛び出ていたとしても、痛みやしびれの自覚症状が無い方もいらっしゃるのも医学的な事実として確認されています。
特に、神経根型のヘルニアの場合は整形外科での治療よりも保存療法の方が治療の効果を実感されている方も多く、整体院でヘルニアの治療が得意な治療院で治療をされると、痛みやしびれが全くない状態にコントロール可能な場合が多いというのが、当院の治療経験の中での実感です。
ただし、神経根型であっても馬尾型であっても、再発のリスクがあるので、どれくらいの期間で完治すると断言することはできません。
ヘルニアの本当の原因を知ろう!
椎間板ヘルニアを発症すると、痛みやしびれなどの症状に悩まされることとなります。ただ、椎間板から髄核が飛び出して神経を圧迫するというのは、現象面を説明しているに過ぎません。
椎間板が圧迫される根本的な原因を取り除かない限り、ヘルニアの症状がいったん消えても、手術をしたとしても、再度ヘルニアが現れることとなります。
そもそも私たちの背骨は緩やかなS字を描いています。頚椎や腰椎はやや前弯しており、胸椎はやや後弯しています。その弯曲のことを「アーチ構造」と呼んでいます。
橋がアーチ構造になっているのは、橋にかかる負担を分散させるためにあります。そして、頸椎や腰椎のアーチ構造も、腰椎や頚椎、椎間板、周囲の筋肉などにかかる負担を減らすためにあるのです。
つまり、頚椎や腰椎のアーチがなくなってくることにより、椎間板ヘルニアを発症するリスクが高くなるのです。逆にいえば、アーチ構造を取り戻すことによって、椎間板ヘルニアの発症リスクを減らすことができるのです。
変形してしまった骨を元に戻すことはできませんが、筋緊張によって弯曲が減少しているのであれば、当院の「筋膜リリース療法」で改善することが可能です。
また、ヘルニアの現象が確認されていた場合でも、痛みやしびれの原因がヘルニアではなく、実は周囲の筋肉やインナーマッスルの過度な緊張による症状だったというケースも多く、整形外科での診断では筋肉まで診断しないため、ヘルニアの方の痺れや痛みの本当の原因が見過ごされているという方もいらっしゃいます。
「ヘルニアと言われて治療をしたけど、いつまでたっても治らない」というような方は、ぜひお気軽に「ももたに整骨院」までご相談くださいませ。