こんにちは。山梨で唯一の「膝の痛み・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。今回は、首のヘルニアについてご紹介したいと思います。ヘルニアというと腰痛や足のしびれをイメージされる方も多いと思いますが、実は首にもヘルニアがみられるケースもあることをご存じだったでしょうか。首の痛みがなかなか治らないという方は、ぜひご覧になってみてくださいね。
首のヘルニアってなに?
私たちが「背骨」と呼んでいるものですが、医学的には「頚椎」「胸椎」「腰椎」に分類されています。頸椎がいわゆる首の骨であり、腰椎が腰の骨です。
腰椎に見られるヘルニアが腰椎椎間板ヘルニアであり、頚椎に見られるヘルニアが頚椎椎間板ヘルニアです。椎間板とは、骨(椎骨)と骨の間にあるクッションのような役割を果たすものです。
その椎間板が上下から圧迫されることによって、中から髄核の飛び出すことがあります。そして、飛び出した髄核が神経を圧迫することによって、首や肩の痛み、手のしびれなどが現れるのです。
頚椎椎間板ヘルニアの症状
頚椎椎間板ヘルニアには、大きく分けて2つのタイプがあります。1つ目は、首や肩の特定の位置に激しい痛みが出たり、しびれが出たりするケースです。
もう1つは、両手の巧緻運動(細かい動作をともなう運動、針に糸を通す作業や、シャツのボタンを留める作業など)ができにくくなったり、手に力が入りにくくなったり、足にまでしびれが出るようなケースです。
前者の方は頚椎椎間板ヘルニアにともなってよくみられる症状であり、保存療法(安静や保温、マッサージや牽引など)で改善するケースがほとんどです。
後者の場合は症状が急速に悪化する可能性もあるため、可及的速やかに検査、診断をおこなった上、必要とあれば手術を勧められるケースもあります。
頚椎椎間板ヘルニアの治療法
頚椎間板ヘルニアの治療をおこなう際、むちうちの場合と同様、頚椎カラーを用いることがあります。ただ、カラーで首を動かないようにしてしまうと、かえって周囲の筋肉が緊張し、吐き気や嘔吐に至ることがあります。
一般的に、上肢に症状がみられる場合はマッサージをおこなうことで症状の緩和が期待できます。ただし、首は身体の中でも重要な場所の1つなので、十分な知識と技術を持った人間がマッサージをおこなうべきです。
ヘルニアによる痛みがあまりにも強い場合には、痛み止めが処方されることもあります。また、筋肉の緊張を緩めるため、筋弛緩剤が処方されることもあります。
上肢だけでなく、下肢にも症状が出ている場合や、保存療法では症状が改善しないような場合、ヘルニアを取り除く手術がおこなわれます。
首ヘルニアとなってしまう根本的な要因とは?
首ヘルニアの症状が出てしまう最大の要因として挙げられるのは
・ストレートネック
・骨盤の前後左右のずれによる首の位置の突き出し
・背骨の前後の歪みからくる頭の突き出し
といった「体の重心の前後のズレによる頭部の重心がずれる」ことにより、頭部の重みが首の1点に集中することです。
人間の頭は約5kg〜8kg程度と言われています。頭の位置が正常な状態であれば、首や背骨全体で頭部をしっかり支えられるのですが、頭の位置が少し前にずれるだけで、実は首や肩に相当な負担がかかってしまいます。
積み木をイメージしてもらえるとわかりやすいのですが、下の土台がずれていると、その上に積み上げようとしても積み木が積み上がらないように、人間の体も足、骨盤、背骨、首と体の基礎となる下半身のズレが、体の丈夫である首に大きな負担に繋がっていることは良くあります。
ももたに整骨院でヘルニアの治療をするメリット
当院では、首のヘルニアとなっている負担の元である、体の基礎の微細なズレを見極め、長年ストレスがかかっている首の根本原因をしっかり把握するのに長けています。
体の基礎部分の股関節、骨盤、背骨、もっというと足裏のズレなど、体の微細なズレを整え、最終的に首に負担をかけている根本原因を見極めることができるから、頸椎ヘルニアの症状を根本改善できるのです。
頚椎椎間板ヘルニアで、実際に手術が必要なケースは全体から見るとそれほど多くありません。ほとんどの頚椎椎間板ヘルニアは保存療法で改善することが可能です。
首のヘルニアが出てしまう要因を見極めることで、保存療法で充分に改善が可能です。手術を勧められるほどの症状でも、そもそも首にヘルニアが出てしまった要因を探り、根本的なヘルニアの要因を改善すれば、首へルニアの症状は手術をする必要もなく改善できる例をたくさん見てきました。腰椎のヘルニアも同様です。
ただし、首は身体にとってもっとも重要な場所の1つなので、熟練した人間によって施術がおこなわれるべきです。ももたに整骨院の院長は柔道整復師の国家資格を持っており、人体の仕組みに精通しています。
また、独自の「筋膜リリース療法」によって、安全で効果的に筋肉を緩めることができます。頚椎椎間板ヘルニアがなかなか治らないという方は、ぜひお気軽にご相談ください。