こんにちは。山梨で唯一の「膝の痛み・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。腰痛や肩こりをお持ちの方で、病院や整形外科を受診したら「ヘルニアですね」と言われた方もいらっしゃると思います。
ヘルニアで手術が必要なケースはまれですが、病院やクリニックでは痛み止めをもらうだけで、なかなか根本から治らないということもあると思います。そこで今回は、ヘルニアに効果的なストレッチを紹介したいと思います。
ヘルニアってなに?
ヘルニアは、正式には「椎間板ヘルニア」と呼ばれており、首に見られるヘルニアを「頚椎椎間板ヘルニア」、腰に見られるヘルニアを「腰椎椎間板ヘルニア」と呼んでいます。
首・肩のこりや痛み、手のしびれ、腰痛や足のしびれを訴えて病院を受診すると、画像診断の結果、「椎間板ヘルニアの疑いがある」と言われるケースがあります。
なぜ「疑いがある」という言い方をするのかというと、ヘルニアが出ているからといって、必ずしも痛みやしびれと結びつくとは限らないからです。
特に、腰椎椎間板ヘルニアの場合、手術が必要となるようなケースはほんの数%です。つまり、ヘルニアが出ていても、痛みやしびれの原因はほかのところにあるケースがほとんどだという訳です。
ヘルニアによる痛みの本当の原因
もし、ヘルニアによって痛みやしびれが現れているのであれば、症状は四六時中出ていることとなります。ところが実際には、朝起きたときに症状がひどくて徐々に痛みが緩和したり、夕方になると痛みが出てきたりと、その症状は実にさまざまです。
朝起きたときに症状が強いケースに関しては、寝ている間に筋肉が冷え、血行不良が起こっている可能性があります。
また、夕方になると痛みが徐々に増してくるケースは、疲労による筋緊張によって、神経圧迫の起こっている可能性があります。
いずれにせよ、症状が出ている場所には必ずと言っていいほど血行不良がみられます。そのため、血行不良を改善するストレッチが効果的なのです。
ヘルニアを改善するのに効果的なストレッチ
あらかじめお断りしておきますが、症状が本当にヘルニアのせいで出ているのであれば、ストレッチはあまりお勧めしません。特に頚椎椎間板ヘルニアの場合は、医師の判断を仰ぐようにしましょう。
今回紹介するストレッチは、腰椎椎間板ヘルニアと言われたものの、実際には血行不良や筋緊張によって痛みやしびれが出ているケースにおすすめのストレッチです。
腰痛や足のしびれが出ている場合、神経の通り道のどこかで筋肉が緊張し、神経を圧迫しています。そして、その神経とは坐骨神経であることが多いです。そのため、坐骨神経の通り道沿いの筋肉をストレッチングしてあげましょう。
もっとも簡単なストレッチは、仰向けに寝て、膝を抱えるストレッチです。坐骨神経の通り道沿いの筋肉を緩め、股関節の可動域を広げることで、腰痛や足のしびれの緩和につながります。
このストレッチで症状が軽く感じられる場合はヘルニアではなく筋肉に原因がある
今回ご紹介するストレッチは、ヘルニア症状による原因か、筋緊張による症状かを見極めるにも有効です。
もし、今回のストレッチを行って少しでも症状が軽く感じられる場合、背骨周囲の筋肉や、普段は意識することができないインナーマッスルの筋緊張が原因の可能性が非常に高いです。通常神経を圧迫するほどのヘルニアの場合は、ストレッチを行っただけでヘルニアが引っ込む訳もなくストレッチをした位では症状の改善は見られないはずです。むしろヘルニアが今以上に神経を圧迫する可能性の方が高く、痛みや痺れが増す場合がほとんどです。
ストレッチは主に筋肉の緊張がほぐされる効果があり、ヘルニアや神経まで影響を及ぼすことはありません。ストレッチでヘルニアの痺れの軽減を実感される場合は、筋肉の過度な緊張をほぐす保存療法が有効と判断できます。
ヘルニアでストレッチをおこなう際の注意点
ヘルニアでストレッチをおこなう際には、痛みの原因がヘルニアかそうでないかを確認することが重要です。本当にヘルニアが原因で痛みが出ている場合、ストレッチによって悪化することがあります。
もし、痛みやしびれがヘルニアに由来しているものかどうか判断できない場合は、ぜひももたに整骨院にご相談ください。国家資格を持った院長が丁寧に応対いたします。