こんにちは。山梨市で唯一の「腰痛・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。
最近では、インナーマッスルという言葉も日常生活やTVで聴くことも増えてきました。
インナーマッスルとしてピラティスの影響なのか、注目されているのが腸腰筋です。
この腸腰筋の状態が悪いと、腰痛の原因になると言われています。
今回は腸腰筋についてお伝えしていきます。
腸腰筋とは
腸腰筋とは、①腸骨筋 ②大腰筋
この2つの筋肉をまとめた名称です。
腸骨筋は骨盤と大腿骨をつなぎ、
大腰筋は背骨と大腿骨をつなげていて、
おもな役割は股関節を曲げる(屈曲)ことです。
さらに大きな役割として、骨盤を自然な位置に保持し、背骨の生理的な湾曲(S字カーブ)を作っているのです。(腰椎の前湾をキープしている)
腸腰筋の筋力が低下し硬くなってしまうと下腹部が出たり、ヒップが下がる、などの見た目にも影響します
腸腰筋と腰痛との関係
腸腰筋は腰痛の原因となりやすい筋肉です。
その理由は、この筋肉が硬くなりやすいからです。また、座った姿勢のときには主に大腰筋の役目でもある腰椎の前弯が小さくなります。
そのため、イスに座る時間が長いなどの生活習慣をもつ人の場合、腰椎の前弯が減少しています。
腰椎の前弯がなくなると、大腰筋は働きにくくなります。筋肉は、力が発揮しづらくなると、過剰に収縮することで力を出そうとします。
余分な力を使うために筋肉が硬くなりやすくなる。
つまり座りっぱなしや猫背などの悪い姿勢を取っていると、腸腰筋が硬く縮んでいる状態になるということです。
この姿勢が続いてクセになると、いざ背筋を伸ばそうとしても腸腰筋が硬くなっているので伸びずに痛みが出てしまい
腸腰筋(主に大腰筋)がくっついている腰椎付近に痛みが出るので、「腰痛」になるのです。
さらに腰痛だけでなく、背中の張りや肩こりなども引き起こします。また、どんな人が腸腰筋を硬く縮ませてしまうかというと、学生やデスクワークの方がそうです。
・姿勢が悪い
・猫背
・体型に合っていない机に座っている
これらの学生さんやデスクワークの方は余計に腰や肩への負担を増大させますので気をつけてくださいね。
こんな方は腸腰筋が原因かも?
・腰を反ると痛い
・仰向けで寝ると痛い
・立っていると痛い
・歩くと痛い
病院や整体に通ったけど腰痛が良くならなかった場合、腸腰筋が原因で腰痛になられていることが実際あります。
腸腰筋は腰痛の関連筋です。もし腰痛持ちで、何をしても良くならなくて症状が長引いている方は腸腰筋を疑ってみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。