こんにちは。山梨市の「腰痛・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院です。
今まで拝見させていただいた頭痛で悩まれている患者さんは、ほとんどの方が長年偏頭痛に悩まれている方です。
肩こり・頭痛と言われる筋緊張型頭痛は、運動や筋肉の血流をよくしたら楽になるのに対し、
偏頭痛の方は、何をしても楽にならず、病院に行っても痛み止めをもらうだけで気づけばすでに何年も偏頭痛で悩まれています。
偏頭痛で悩む多くの人が、激しい痛みになる前に、予兆・前兆を感じられることがあります。
偏頭痛の経験がない方は「えー、そうなんだ。」
と思われるかもしれませんが、実はそうなんです。
今日は、偏頭痛の予兆・前兆についてお話していきます。
偏頭痛の流れ
偏頭痛は、脳内の血管の拡張で起こります。(筋緊張型の頭痛とは逆です)
偏頭痛の方のおよそ10%か20%ぐらいの割合で、偏頭痛が出る前に予兆・前兆があると言われています。
偏頭痛は、
①予兆期
②前兆期
③頭痛期
④回復期
⑤寛解期
という5つの経過をたどります。
今回はこの予兆期と前兆期を少し詳しくお伝えし、症状を軽減させる方法をお伝えします。
①予兆期
はっきりしたとした症状ではなく、頭痛が出る半日から数日前におこります。
多くの方が、前日くらいに感じることがあります。
雨の日の前日や、台風が近づいている時はよく患者さまから聴きました。
具体的な異変としては、次のようなことがあります。
・ダルイ
・気分がすぐれない
・体がむくむ
・眠気を感じる
・生あくびがよく出る
②前兆期
痛みが出始める1~2時間くらい前に起こります。
代表的なものに、閃輝暗点(センキ・アンテン)と言って、のこぎりの刃の様なギザギザとした青白い光が見え始めたり、急に視野の一部が暗くなったり、視界が遮られたりという症状があります。
とても症状が強く吐き気や嘔吐も出る方もいます、仕事・家事や学校の授業などに支障が出てしまうくらいです。
閃輝暗点は、脳内の視界中枢に向かう血管が、頭痛に先立って収縮が起こり、血流が悪くなることで起こると言われています。
閃輝暗点が30分ほどで落ち着き、そこから一度収縮された血管が一気に拡張されることにより、何もすることもできない程寝込んでしまう偏頭痛がやってきます。
予兆・前兆を感じる人の中でも、感じない時もあります。
患者さまの話だと、予兆・前兆がある時は、いつも以上に強い偏頭痛になることが多く前兆が出始めたら、とても家から出られる状況ではなくなってしまうそうです。
偏頭痛の予兆と前兆が出た時の対処法
予兆・前兆があらわれた場合は、血管拡張をさせないよう
・安静にし、暗く静かなところで寝る
・首、後頭部を冷やす
・カフェイン入りの飲み物を飲む
体への刺激を抑え、血管の拡張を最小限に防ぐように、焦らず冷静に対処しましょう。
台風や梅雨の季節は本当にお辛いと思いますので、いつでも相談にいらしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。