こんにちは。院長の桃谷です。
さて本日は、
「ぎっくり腰はこんな状態の時になりやすい」
についてお話させていただきます。
ぎっくり腰になった事のある方は
ある日、突然グギッ!!と痛みが爆発し、動けなくなった方も多いでしょう。
中には特に何もしていないのに突然激痛に襲われたという方も多いと思います。
でも実は腰部だけが急変して腰に痛みが出たというわけではないのです。
ぎっくり腰にはほとんどの場合、
全身の疲労(肩や背中のこり)が関係してきます。
全身の疲労があってのぎっくり腰なんです。
年に1,2度ぎっくり腰になるような方は、普段の生活で知らず知らずの内に、少しずつ全身への疲労が蓄積しているのです。
なので、この下準備の段階でなにかしらの対応ができれば、ぎっくり腰にもならずにすむのです。
この蓄積されいている時の症状(体からのサイン)というのがこれなんです。
【ぎっくり腰が出るまえの症状】
ぎっくり腰でいらっしゃった患者さまのお話を聴くと
多くの人が感じてたのが
≪全身の疲労感≫です。
詳しく言うと、ぎっくり腰になる数日程前から背中や肩に違和感や体の疲労感を覚える方が多いです。
この春に私が拝見させて頂いた患者さまは
「6時間かけて実家に帰って、コタツで背中を丸めてゴロゴロして、
何年かぶりにテニスをして全身筋肉痛になり、それでまた6時間かけて車で戻ってきて、
肩や背中の疲労感はあったけど子どもと遊んでいて…」
と全身の筋疲労がピークに達しグギッ!っとなったそうです。
本当にドラマのような痛め方ですが、他には
「そういえば最近肩こりがひどかった」や
「仕事が忙しくて睡眠不足でした」等は
少しずつ物理的なストレスが蓄積している結果という事で、その外因的ストレスが解消されずに、なにかをした拍子に身体が耐えられなくなり、『ズキッッッ』と痛みが出現します。
簡単に≪カラダの全身疲労≫は
ぎっくり腰の前兆ですよとも言えませんが、
上半身の状態がぎっくり腰の発生に大いに関係しているという事は間違いありません。
その関係性をカウンセリングや徹底的な検査で見抜き
当院ではぎっくり腰であろうと患部にはあまり触らず、
特に上半身と腰に関連する箇所の治療を
しっかりさせて頂いております。
それで症状も随分軽減するので、まぁ間違いないと思います。
特に今まで何回かぎっくり腰を体験した事がある方は、
「なんか肩や背中が張ってるな~」といつもの身体とは
何か違うと感じる事はできやすいと思います。
この≪カラダの疲労感≫以外にも、≪頭痛≫も身体から
異変のサインだったりしますので、
いつもと身体がなにか違うと感じる場合は要注意ですよ。
もちろんこれが全てではありませんが、ぎっくり腰の準備段階の症状の一つとして覚えておいて頂ければと思います。
【肩こりとぎっくり腰の共通点】
ほぼ間違いなく共通しているのが、首周りの筋肉の偏った過緊張というのが挙げられます。
肩こりにしてもぎっくり腰にしても首周りの調整をすることでかなり痛みは変化します。
人間も動物も最初の動き出しは首から動くのです、
ですから首の動きを良くすることで
腰や背中の動きも連動して変化するのです。
ですから腰痛の症状だとしても首周りを触らないと、
期待以上の改善は見られません。
それだけ首周りの状態というのは
腰に多大な影響を与えているという事です。
「いつもより肩こりが強い」とか
「なんだか背中がつっぱる」というのは、
もしかしたらぎっくり腰の前兆かも知れませんよ。
ただの肩凝りと放っとくと体のあらゆる所に悪い影響もでますので、早めの治療をオススメします。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。