こんにちは。山梨で「膝の痛み・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。
今回は、坐骨神経痛による足の痛みやシビレがあり、少しでも良くなろうと安静にしているのに症状が改善しない理由についてお伝えしていきます。
動画説明も下部にありますのでご覧ください。
山梨で坐骨神経痛と診断され、安静にしているが改善しない理由とは?
坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛にはいくつかの原因が考えられます。①椎間板ヘルニア②脊柱管狭窄症③すべり症・脊椎分離症④梨状筋症候群が坐骨神経痛を引き起こす原因です。
この中で骨に関わるのは①~③、筋肉は④です。
この坐骨神経痛という言葉はあくまで症状名であり、病名ではないのです。例としては、「ヘルニアによる坐骨神経痛」と言うのが正しいんです。
あなたの坐骨神経痛は骨か筋肉のどちらからなっているのか?
当院の坐骨神経痛に対する考え方も今からお話していく内容が関わっています。
ヘルニア・脊柱管狭窄症・すべり症などの骨に関わるものが100%の原因であれば、
「常に神経が圧迫」されている状態ですよね。そうなると足の麻痺や排尿障害が起こります。麻痺とシビレは全く違います、麻痺は自分の力では立てないほど力が入りません、シビレはまだ自分の力で立つことができます。排尿障害は尿意をもよおしても我慢ができない状態になります。
完全に神経圧迫されると、痛みやシビレどころじゃなくなるわけです。
私もそのような状態までなっている方をまだ2人くらいしか見たことがないです。ちなみにヘルニアや脊柱管狭窄症になっている患者さんに共通することは、腰や太ももまわりの筋肉の柔軟性が著しくなくなっています。簡単に言えば「ガチガチの筋肉」をしているんです。当然ガチガチの筋肉は背骨へかかる負担を吸収できなくなっているので、軟骨や骨の変性が起きるんです。
要するに、麻痺がなければ筋肉が原因していると当院では考えているわけです。
安静にしているのに治らないのは何故なのか?
「筋肉が原因だったら安静にしていたら治るでしょ?」と思う事でしょう、でも実際は家で療養していても良くなる人って少ないんです。もちろん体力や筋肉は回復するんですけど…
筋肉の性質の問題
昔、ギックリ腰になった時は痛みが治まるまで、じっと安静にしていたものです。しかし現在は考え方がガラッと変わりました。何故なのか?
それは、じっと安静にするのは治りを遅くするからです。理由は筋肉の性質にあるんです、①筋肉はずっと動かさないでいると「筋ポンプ作用」が働かなくなり血流が悪くなります、筋肉の栄養は血流から運ばれてくるので、それが不足すると回復も悪くなる。
②筋肉は、その形(姿勢)で固まろうとする。①と通ずるものがありますが、同じ姿勢が続くとその姿勢を保とうと固くなるんです。
多少の痛みなら歩いてみよう
上記の理由から、筋肉の少しずつ動かして血流をよくする目的で家の近所を歩いてみましょう。注意してほしいのが身体を歪めながら歩くほど痛みが走る状態ならば安静にする必要があります。
加減が分かりにくいと思いますが、まずは歩けそうなら歩いてみてください。
今回お話をしたのは、安静にしているけど良くならない人に向けた内容になっています。
もし「私の場合はどうしたらいいの?」と質問・疑問があれば、ももたに整骨院までご相談ください。