こんにちは。山梨で唯一の「膝の痛み・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。腰痛を訴えて病院や整形外科を受診したら、「ヘルニアが出ていますね」なんて言われることがあります。ところが、治療を重ねてもちっとも痛みが治らないというケースもたくさんあり、治療が長期化しても全く改善しない方が増えています。
当院では、一般的な医療機関で治療が長期化した患者様が多く来院されています。長期化される症状ほど、当院のような根本改善の整体院での治療が効果的であるケースが多く、全国的にも難治性の症状の整体院が増えています。
そこで今回は、長期的に治療を繰り返しても改善しないヘルニアにお悩みの方へ、あなたのヘルニアが治らない本当の原因と、治療法を紹介したいと思います。
ヘルニアってなに?
ヘルニアという言葉はしばしば聞かれますが、そもそもヘルニアとはなんなのでしょうか。また、ヘルニアになるとどうして痛みが出るのでしょう。
腰椎椎間板ヘルニアのこと
単にヘルニアという言葉が用いられる場合、それは「腰椎椎間板ヘルニア」であるケースがほとんどです。腰椎(腰の骨)と腰椎の間にある椎間板から、髄核が外に飛び出したものをヘルニアと呼んでいます。
頚椎(首の骨)と頚椎の間からヘルニアが飛び出す「頚椎椎間板ヘルニア」という疾患もあるのですが、腰椎椎間板ヘルニアに比べると極めて少ないので、ここでは腰椎椎間板ヘルニアに限定して説明を進めていきます。
ヘルニアと痛みとの関係
腰椎の椎間板圧迫によって飛び出したヘルニアが、腰の周囲にある神経を圧迫することで、腰痛や臀部痛、足のしびれや痛みの現れるというのが、腰椎椎間板ヘルニアの特徴なっています。
ヘルニアは手術をしなければ治らない?
腰椎椎間板ヘルニアを発症すると、手術を奨められるケースもありますが、実際に手術が必要なヘルニアは、腰痛全体でみた場合ほんの5%程度だとされています。
腰痛が耐えがたいほど強く、歩行が困難になるなど、日常生活にも支障をきたすようであれば、手術も1つの選択肢になると思いますが、そのようなケースがまれであることも覚えておきましょう。
ヘルニアが治らない理由
「病院や整形外科でヘルニアと言われて、その治療をおこなっているのだけど、一向に症状が改善しない」…残念ながら、このような人は実にたくさんいらっしゃいます。では、なぜヘルニアにともなう腰痛が治らないのでしょう。
腰痛の原因が分かっていない
ヘルニアによる腰痛が治らない理由としては、腰痛の原因が分かっていない、ということがあげられます。これほど医学が進歩しているにもかかわらず、腰痛の実に85%が原因不明とされています。
原因が分からないということは、有効な治療法が無いということです。日本の腰痛人口は3000万人近いともいわれていますが、有効な治療法が無いなんて、本当なのでしょうか。
先ほど腰痛の85%が原因不明とされていると述べましたが、それはあくまでも、「西洋医学における画像診断による」ということです。
西洋医学は画像診断を基準として治療をおこなっており、画像に映らなければ原因不明とされます。その辺りが、西洋医学による腰痛治療の限界なのかもしれません。
意味のない治療をおこなっている
ヘルニアによる腰痛が治らない理由としては、意味のない治療をおこなっているということがあげられます。たとえば、腰痛を治療する際に、牽引治療を採られることがあります。
牽引によって椎間板にかかる負担を減らすというのですが、そもそも、腰というのは大変強い場所です。たとえば、床に置いてある荷物を持ち上げる場合、体重の4倍の負荷が腰にかかるとされています。
仮に体重が50kgであれば、200kgもの負荷が腰にかかるわけです。そのような場所を、40kgから50kgの力で牽引したところで、何の意味もありません。シップや痛み止めがその場しのぎであることは、腰痛持ちの方ならご存知のことと思います。
ヘルニアが出る原因を取り除いていない
ヘルニアが治らない理由としては、そもそもヘルニアが出る原因を取り除いていない、ということがあげられます。ヘルニアは、椎間板に一方からの圧が加わり続けることで発症します。
そのため、椎間板に均等に圧がかかるようにすることが重要なのですが、多くの整形外科などでは、痛みだけに注目し、全身のバランスなどを顧慮しないケースがほとんどです。
そもそもヘルニアが腰痛の原因ではない
ヘルニアにともなう腰痛が治らない原因としては、そもそも、ヘルニアが腰痛の原因ではないということもあげられます。ヘルニアと診断されても、痛みはヘルニアに無い場合が多く、その現象の場合は本当の原因を見落とされてしまうのです。
ヘルニアを治すために重要なこと
何年たってもヘルニアが治らない…そのような人は、どんなことに気を付けるとよいのでしょうか。重要なのは以下にあげる2つのことです。
ヘルニアが出ないバランスにする
ヘルニアを根本的に治すためには、ヘルニアがでないような身体のバランスにすることです。人間の身体は左右対称ではありませんし、身体の使い方にはその人その人の特徴があります。
それを踏まえた上で、椎間板にかかる負荷が均等になるよう、身体のバランスを整えることが大事なのです。そのような治療は、病院や整形外科で受けることができません。
腰痛の本当の原因を知る
腰痛を根本的に治すためには、腰痛の本当の原因を知ることが重要です。ヘルニアが原因となって腰痛が現れるのは、腰痛全体からするとほんの5%に過ぎず、手術が必要なのは、そのうちのほんの1分です。
なぜ、病院や整形外科では腰痛が治らないのでしょう。それは、画像診断に頼りっきりで、筋肉の緊張や血行不良を顧慮していないからです。
腰痛持ちの人のほとんどに、腰部の深部筋緊張がみられます。深部筋の緊張によって神経が圧迫されるため、痛みが現れる訳です。深部筋の緊張は、血行不良によってもたらされます。
そのため、血行を促進して、筋緊張の生じないようにすることが重要なのです。なぜなら、血液が全身に酸素と栄養を運んでいるからです。腰に関しても例外ではありません。血行がよくなって、栄養状態が改善されれば、ほとんどの腰痛は自然と治ります。
ヘルニアを予防するためのストレッチ
椎間板ヘルニアを発症しないようにするためには、椎間板にかかる負荷を均等にすることが重要です。そのためには、以下のストレッチをおこないましょう。
ハムストリングスのストレッチ
ハムストリングスは、太ももの裏側にある大きな筋肉の総称です。ハムストリングスは坐骨とつながっているため、ハムストリングスの緊張によって、骨盤がゆがんでしまうのです。その結果、椎間板にかかる圧が不均等になります。
ハムストリングスをストレッチする場合、ベッドや椅子などに正対し、片足の踵をのっけます。その状態で、反対側の膝を曲げ、腰をおろしていきましょう。太股の裏にハリを感じられれば、うまくストレッチできている証拠です。
大腰筋のストレッチ
大腰筋は、腰の骨と股関節をおなか側で結んでいる筋肉です。大腰筋が緊張すると、猫背気味になったり、O脚気味になったりして、やはり椎間板にかかる負荷が偏ってしまいます。
大腰筋をストレッチする際には、まず足を大きく前後に開きます。両手を前の膝において、両膝を曲げながら、上半身をまっすぐ下におろしていきましょう。後ろになった方の足のサイドのお腹にハリが感じられれば、うまくストレッチできている証拠です。
ヘルニアにならないための生活習慣
ヘルニアにならないためには、生活習慣を見直すことも重要です。では、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
身体を冷やさない
ヘルニアに限ったことではありませんが、身体にとって「冷え」は大敵です。身体が冷えると血行が滞るため、全身の血液循環が悪くなってしまいます。
先にも述べたように、血液は全身に酸素や栄養、白血球などを運んでいます。そのため、血行が悪くなった場所は、栄養状態が低下したり、免疫力が低下したりするのです。普段からお風呂に浸かるなどして、身体を冷やさないようにしましょう。
適度に身体を動かす
ヘルニアにならないようにするためには、適度に身体を動かすことも重要です。ヘルニアをはじめ、腰痛を訴える人の特徴として、「身体が硬い」ということがあげられます。
特に、股関節の可動域が狭いと、腰痛を発症するリスクが高くなるとされています。普段から、大きく脚を上げておこなう運動などをしましょう。登山などもオススメですよ。
座る姿勢を改善する
ヘルニアにならないためには、座る姿勢を改善することも重要です。特にデスクワークの場合、座る姿勢によってヘルニアのリスクが大きく増減します。
基本は、坐骨に体重を乗せることです。猫背気味になるとヘルニアを発症するリスクが上昇するので、椅子に座る際には坐骨を意識し、そこに上半身を乗せるイメージで座りましょう。
ヘルニアを治す治療院をお探しならももたに整骨院へ
もし、みなさんが長いあいだヘルニアに悩まされているのであれば、ももたに整骨院までご連絡ください。ももたに整骨院では、腰痛がヘルニアによって出ているのかを判断し、ヘルニアが関係ないのであれば、筋膜リリース療法によって、効果的に腰痛を根本治療していきます。手術は最後の手段に取っておいて、ぜひ当院の施術を受けてみてください。