こんにちは。ももたに整体院の桃谷です。ブログをお読みいただき、ありがとうございます。頭痛や肩こりに悩まされシップ薬に頼っている人は多いのではないでしょうか?ずっとシップ薬を貼っているけど痛みが取れないという話をよく聞きます。では今回はシップ薬について説明をしていきます。
シップを貼ると肩こりがましな気がする?!
肩こりや頭痛がひどくて、シップ薬を毎日ベタベタと何枚も貼っている方がいます。
「シップを貼ると肩こりがちょっとましな気がする」
「整形外科や整骨院でもらったから、ずっと貼ってる」
といった声を聞きます。みなさんシップを貼るのは頭痛・肩こりを良くしようとしてだと思います。シップが肩の痛みに効果があるなら、だんだんとシップを貼らなくても良くなっていくはずですよね?
でも、いつになったら良くなるんだろうと思いながら、なんとなく何年も何年も貼りつづけている・・・。そんなことになっていませんか?
私はこのような何年、何十年と頭痛や肩こりに悩まされている方たちが少しでもシップについて知って頂ければと思います。
シップを貼ると肩こり・頭痛が良くなったように感じるのは?
シップ薬を貼ると少し楽になるという話をよく聞きますが、それはシップに含まれているメントールという成分の「スーッ」とした感覚で痛みをごまかしているからです。シップの役割は「痛み止め」です、痛みを抑える成分が入っているから楽に感じるのです。
簡単に言えば痛みを一時的に止めることです。痛みを改善させることではないのです。
だから、シップを貼っている時は薬剤の効果で痛みがごまかされているけど、シップの効果が切れるとまた痛くなっているのです。
私の臨床経験で言えることは、シップを貼っている時は痛みが軽減しているため、いつもどおりにお仕事や家事をはりきってしてしまいシップの効果が切れた時には症状が悪化してしまっていることがほとんどです。
当院のシップ薬に対しての考え方
当院ではシップ薬を貼ることはおススメしていません。理由はシップでは痛みが根本的には改善しないからです。唯一貼る事をオッケーしているのは夜の就寝時です、痛みでどうしても眠れない時は貼っても良いです、夜は寝るだけなので無理な姿勢や動きをしないので悪化させる事はないからです。
シップを貼ることが頭痛・肩こりを慢性化させているかも
シップに入っている成分が肩や首を冷やしてしまい、血液の循環を悪くしてしまいます。じゃあ、温シップならいいんじゃないのと思うかもしれませんが・・・
温シップと冷シップの違いは?
実は、温シップも冷シップも成分は同じなんです。違いは、冷シップには「スーッ」とする成分のメントールが含まれており、温シップには「ヒリヒリ」するトウガラシの成分が含まれているだけなんです。つまり温シップも冷シップも効果に関しては同じということです。
ただ単に体の表面の感じ方が「スーッと」が好きなのか、「ヒリヒリ」するのがいいのかという好みの問題です。
温シップでも冷シップでも「痛み止め」なので貼りつづけることで頭痛・肩こりを改善することはできません。
またまた私の経験上ですが、肩こりや頭痛になった原因が肩の問題だけだったことはほとんどありません。患者さまの姿勢や生活習慣の問題、また本人が気づかれていないクセを見抜くことで肩だけの局所的な問題でなく身体全体的な問題として頭痛・肩こりを捉えれば根本的な改善は可能なはずです。
今回、このブログを読まれている方で頭痛・肩こりだけでなく腰痛などがとても辛くシップに頼ってしまっているがシップに頼らない生活を送りたいと願っておられるならば一度当院までご相談ください。
あなたのお役に立てるよう全力をつくします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。感謝いたします。