こんにちは。山梨市で唯一の「腰痛・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。
座り方によって腰に負担がかかる事をみなさんに知っていただきたいと思い、今回は腰痛の原因となる座り方についてお話していきます。
横座り
正座をした姿勢から左右どちらかへ足をずらして座る状態が横座りです。お姉さん座りとも呼ばれています。
この横座りは楽と感じられる人が多いです。
患者さまにも「この姿勢楽だし、ついやっちゃうんですよ」と言われます。
たしかに正座が続いたりすると疲れてくるのでついつい横座りになってしまう。横座りしている方の気持ちも分からなくもないです。
でも、横座りをしている人のカラダや将来の事を思うと…
絶対やめてください!!
この座り方、今はよくても近い将来、いやもうすでに身体を壊してしまっていますよ!
横座りをする人は、左右どちらか一方ばかりに偏って座ることが多いです(足を組むのもそうです)。
それも無意識のうちに習慣となり、姿勢が片一方にどんどん偏ってしまいます。
偏るとどうなるか?
人間が本来持っている補正機能が働きます。
身体が偏れば普通は体が倒れてしまいます。しかし補正機能があることで人はその姿勢を保とうとするんです。
どこで保っているかというと腰や背中の筋肉です。補正するがために腰の筋肉は無駄な力を使って姿勢を保っているんです。
そして、傾きを補正する腰に負担が増え、腰痛になってしまうのです。
女の子座り
正座をした状態から両ふくらはぎ(下腿)を外側に広げてお尻をペタンと床につけてしまう座り方です。(アヒル座りとも呼ばれています)
体の柔軟な人がこの女の子座りになりやすいでしょう。
しかし、この女の子座りは腰にも股関節にもよくありません。
女の子座りをするとお尻が膝よりも低くなるため、太ももは下がります。
その状態でバランスを取るために上半身は前傾姿勢となるのです。
腰は鋭角に曲がり、腰椎は自然なS字以上に反り過ぎてしまうのです。
また、女の子座りをすると股関節にも負担がかかり過ぎてしまいます。
太ももの外側の筋肉も緊張してしまいますし、後ろにひっくり返らないように上半身は前傾しますので股関節が曲がり過ぎるのです。
その姿勢で長時間いると、かなりの負担になるでしょう。
股関節が悪くなってくると上半身の重みを支えられなくなります、そして腰を支えようとして腰も痛める結果となります。
当院ではスポーツ選手の柔軟性を確認する時にこの女の子座りを一度してもらいますが、長年の姿勢のクセで女の子座りをし続けるのはそういった危険性をはらんでいるのです。
今回はこの横座りと女の子座りが腰痛の引き金になることをお伝えさせていただきました。
人間は左右両方に腕や足がありますよね、なので左右非対称の姿勢を取っていることは体のバランスを崩すということなんです。
このことを意識しながら生活すると腰への負担も減りますので忘れないでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。