こんにちは。山梨市で「膝の痛み・坐骨神経痛」専門のももたに整体院の桃谷です。
いよいよ海やプールの季節になってきましたね。よく腰痛で困っている患者様に、
「どんな運動をしたら良いんですか?」と質問をされるのですが、私のおススメは水泳やプールでのウォーキングとお答えしています。
腰痛(肩こり)の人が水泳をすることはメリットがたくさんあります。もちろん注意点もありますが、気をつけて行えば腰痛や肩こりにはとても有効なのです。
今回は、水泳は腰痛に良いのかについてお伝えしていきます。
水泳が腰痛に良いとされる2つの理由
水泳が腰に良いとされるにはちゃんと理由があります。よっぽど身体に負担をかけるような泳ぎ方でなければ問題はありませんし、全身の運動にもなるので効果は高いと思います。
浮力
みなさんもプールやお風呂でも感じていますよね。比較的身近なものだと思います。
ちなみに、プールでおへそまで入ると体重の約50%の約半分の負荷が減ります、肩まで入ると約90%も体重の負荷が減ります。
なので腰(膝・股関節)が痛くて地上でウォーキングができない時も、プールだと腰への負担を最大限に軽減できるので安心して運動ができるわけです。
水圧
水深が浅いプールでは、気がつかない程度の水圧はかかっています。着圧ソックスと似たようなもので、この水圧が体の表面の静脈やリンパの循環を促すことで血流循環がよくなります。
そして、水の中で動くことで水圧が抵抗になります。これは空気抵抗の何倍にもなり、腰痛防止の筋力トレーニングとして効果もあります。
浮力によって関節への負担も減り、水圧により筋力も鍛えられるという理想の環境なんです。
泳ぐときの注意点
当然ですが、激痛の時は安静にしててくださいね。水中での運動は水圧による負荷がわずかにですがカラダにかかるので無理はしないでください。
どんな泳法が悪いのか?
腰が痛い場合、無理に腰を反る・捻る動作は筋肉や腰椎に過度な力がかかってしまうと腰痛を悪化させます。
なので、バタフライや平泳ぎはやめてください。特にこの二つの泳法は息継ぎを正面で行うので腰を反らす動作がおきます。この動作を繰り返し行うと筋肉を傷めるので注意です。
安全にできる水中での運動は?
平泳ぎとバタフライは先ほど述べたようにやめてください。
まずは、身体への負担の少ないウォーキングを始めることをおすすめします
水圧に対して体を動かしても腰が反ったり捻ったりしないように気をつけて歩くだけで腰痛にも効果的です。
まずは腰まわりの腹筋・背筋・お尻・太ももの筋肉が少しでも強くなると腰をしっかりと支えることができるようになり、腰痛の軽減につながります。
慣れてくれば泳いでみましょう
スポーツジムであればインストラクターさんが泳ぎ方を教えてくれますし、市営のプールであれば「泳ぎ方教室」などといったイベントも行っているでしょう。
おススメは、クロールと背泳ぎです。
クロールでは息継ぎの際に体全体を大きく回して息継ぎすれば腰を捻る必要はありませんし、背泳ぎは腰を反る・捻るという動きはないので、これらの泳ぎ方であれば安全に行えます。
プールはケガの危険性も少ないのでおススメです。泳ぎ方もコツさえ掴めば楽にできて運動効果も高いです、ただし身体に無理のない範囲で行ってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。