こんにちは。山梨で唯一の「腰痛・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。
そろそろ小学校へ通う子どもたちは夏休みの事でワクワクしているのかなと勝手に思っているのですが、ここ数年感じるのが子どもさんたちの腰痛が増えてきていることです。
今回は子どもの腰痛についてお伝えしていきます。
子どもの腰痛の様々な原因
子どもが腰痛になる原因は1つではなく、いろいろな腰に負担になるような生活環境が関係しています。
・姿勢の悪さ
近年は昔に比べて生活習慣がガラリと変わり、姿勢が悪い子どもが増えてきています。
スマホやゲーム機の普及により、ゲームやスマホに夢中になる子どもが増えているからだといえます。
画面を見る時の姿勢が猫背になっていますよね?
もう2才くらいの子どもがスマホやタブレットを使って動画を見ている時代です、今のゲームは友達と同時に遊べたりするのでついつい何時間も猫背でいることが多くなるのです。
このような悪い姿勢を続けていると、その状態がクセになって腰痛にもなりますし、首の骨はストレートネック(スマホ首)になって肩こりや頭痛にも悩むようになります。
さらに視力の低下にも影響してきますので注意が必要です。
成人の人でも多いのですが、自分が楽な姿勢が正しい姿勢と思っている人もいます、楽な姿勢=身体に良いは間違っています。
なので親が注意してみてあげてください、もちろん親御さんも姿勢には気をつけてくださいね、それを見て子どもはマネをしますから。
大人になってから直そうとしても10年、20年以上ものクセって改善するのは大変ですので早いうちからが大事です。
・肥満
栄養バランスが偏った食生活や、ゲームなど室内で遊ぶこと増えたことにより運動不足の子どもが増えています。
以前と違い遊び場所がなくなっているのも要因です。
運動不足になった子どもたちの筋力は、昔に比べ弱くなっているようです。
そのため腰椎をはじめ身体を支える筋力がなければ当然、腰痛が起きますよね。
・ストレスや自律神経の関係
今の小学生って本当に忙しそうですね。習い事や勉強、友達関係などで子どもでもストレスを感じます。
ストレスを感じてしまうと自律神経のバランスが乱れてしまい、「寝たら治る」という自然治癒力が低下し腰痛の症状が起きる場合があります。
子どもの腰痛を引き起こさせない方法
・カラダに良い姿勢にクセづける
大人になってから正しい姿勢にクセづけるのは、仕事環境によって大変です。
いくら頑張ろうとしても仕事の姿勢が無理な体勢ばかりだとなかなか身につかないからです。
ですので、子どもの段階から正しい姿勢を脳に覚えさせていくことが大事です。
ポイントとしては
・スマホをする姿勢を変える
・イスの生活に変える
・頬杖をつかない
・足を組まない
・運動する時間をつくる
最低でも1日1時間は運動をさせる時間をつくりましょう。
以前は外で遊んでいるだけで意図的じゃなくても運動時間が1時間を越えていたと思いますが今はなかなかできないと思いますので一度見直してみてください。
・食生活
あとは、食生活に注意してください。
しっかりと、栄養バランスを考えた食事を作るようにしましょう。
コンビニ弁当やファストフードは摂取カロリーがすごいことになります。そして、飲み物も気をつけてくださいね。
まとめ
子どもも成人も人もそうですが、腰痛のほとんどが日常生活に原因があります。勝手に痛くなることはないです。
姿勢・食事・仕事・運動・睡眠・セルフケアを管理できている人は体が仮に痛くなっても軽症な場合が多く、数日でよくなります。
私が今まで治療した子どもさんは、姿勢が悪かったり、全く運動をしなかったり、夜遅くまでゲームや動画を見て睡眠不足など自らの回復力を低下させてしまっている状態にありました。
子どもの頃から慢性的な腰痛があると、おそらく20年後も50年後も腰痛に悩むことになるでしょう、そうならないよう一度親御さんで生活習慣を見直してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。