こんにちは。山梨市で唯一の「慢性腰痛・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。
さて、引き続き膝の内側が痛む原因②をお伝えしたいと思います。
前回は、変形性膝関節症と半月板損傷についてでした、今回は鵞足炎と内側側副靭帯損傷でお送りします。
膝の内側が痛む原因はいくつもあるんです
鵞足炎
「がそくえん?」読めません。。。普段ではまず聞くことのない単語ですよね(笑)
カモ目カモ科ガン亜科の鳥、簡単にいうとカモの仲間の足に似た形からこの名前が付けられています。
・縫工筋
・薄筋
・半腱様筋
この3つの筋肉の腱が膝の内側についており、この腱と骨に摩擦が起こり炎症がおこることを鵞足炎と言います。
一般的な日常生活ではあまり見られなくて、ほとんどがスポーツを通じて炎症が起こります。例えばバスケットボールやサッカー、水泳の平泳ぎといった膝の内側に負荷がかかるもので起こりやすいです。
あとは、靴が足の内側に荷重がかかりすぎるのも良くないですね。
対処法としては炎症が起きてしまっているものに対しては安静が一番です、毎日の練習で負傷したものに関しては日々のアイシングも大事ですし、ハードな練習をこなしている、もしくは体の筋力が練習内容についていけていない場合、足腰の筋肉の柔軟性が失われているでしょうから関連した筋肉の緩和が必要でしょう。
例えば腰部やお尻の筋肉を緩めるだけでも膝への負担は減りますからね。
内側側副靭帯の損傷
膝が左右にズレないように支えているのが内側側副靭帯です、もちろん膝の外側を支えている外側側副靭帯もあります。
この靭帯の損傷もスポーツで多く見られます、私が経験上見てきたのは柔道・ラグビー・バスケットボール選手です、私の臨床上なので偏りはあると思いますがやはりコンタクトスポーツと体育館競技で損傷するケースが多いです。
相手がぶつかって来る競技は何となく分かるかと思いますが、体育館ではどうかというと「Knee in Too out」の状態が非常に危険です。
膝が内側を向き、つま先が外側を向く。
一度、座りながらでもよいのでこの形を作ってみて下さい。
① つま先を思いっきり外へ向ける
② つま先を床にピタッと着けたまま、膝(脚全体)を内側に向ける
この時、膝の内側はピンっと突っ張られます。もちろん競技中はスピードもつくし、その分負荷も増大するので損傷しやすくなるのです。
これもまた安静とアイシングが早期回復への道です。
ここで注意ですが、内側側副靭帯は直接半月板に付着することです。外側側副靭帯はそんなことないのですが、内側側副靭帯を傷めたまま無理をしてしまうと半月板損傷に繋がるので早めの療養が重要です。無理をすればするほど選手生命が短くなるので注意してください。
2週に渡り膝の内側が痛む原因をお伝えしてきましたが、どれも一日二日では治るものではなく無理をすればするほど改善までに日数がかかってきますので早めの治療をおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。