皆さんこんにちは。山梨市で唯一の「慢性腰痛・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。
この10月の気候の変動はすごいですね、真夏日があると思えば、11月中旬の気温になったりと…患者さまの中にも体調を崩される方がちらほら。これから空気も乾燥してきますので当院も加湿器を近々用意する予定です。私自身も約5か月間はマスク着用で睡眠をとります。みなさんもインフルエンザや風邪には気を付けてくださいね。
さて10月は「膝」をテーマにお伝えしています。
今回は正座と膝の痛みに関してお話していきます。
よく膝が変形してから正座ができなくなった、正座はできるけど膝が痛むなどのお声をよく耳にいたします。では膝の痛みで正座ができない理由っていったい何なのでしょうか?
膝周りの筋肉の柔軟性をつける
正座ができなくなった人の特徴として多いのが筋肉の柔軟性が失われ硬くなると膝を曲げようとした時に筋肉が無理やり伸ばされる状態になって膝に痛みが出ることが多いです。
うつ伏せになってもらった患者さまの膝を曲げようとした時にちょうど太ももの前面に痛みが出て、お尻に踵がくっつかない状態の人は単純に大腿四頭筋の硬さで正座が出来ていないのです。
ではどんな方法で筋肉の柔軟性をつけるか?
「ストレッチ」が一番です。
ではどんなストレッチをすればいいかというと
図のような姿勢でおこなってください。
上向きが大変でしたら、横向きでいいですよ。
ポイントとしては
① 息を止めない。通常の呼吸でいいです。
② 「イタ気持ちいい」くらいで20秒くらいキープします。
③ 反動をつけない
硬い足の方だけでなく反対の足も行ってくださいね。
太ももの前面ができたら、裏側も同じように行ってくださいね。
膝周りの筋肉を取り戻す
筋肉を鍛える必要がある方は意外と少ないです。ほとんどの方は先述した柔軟性の問題の人が多く、筋肉を鍛える方はどんな状態かというと膝関節の外傷の人、例えば半月板損傷で膝周りの筋肉が使えない生活が続いて筋肉が落ちてしまって、さらに筋が委縮してしまうと正座をしようとしても膝に痛みが出ることが多いです。
膝まわりの筋肉を鍛えるには適切なアドバイスができる専門知識を持っている方に指導を受けるのが効率が良くてケガも予防できるのでおすすめです。
以上の「柔軟性」「筋力」が重要になりますが、注意点としては膝の痛みを耐えながら正座はしないでください。また膝を傷めてしまいます。
あとは、正座をすることが目的ならば、膝周りだけでなく股関節と足関節も大変重要です。正座を行う動作は各関節をうまく折りたたむ必要が出てきますので、どこかの関節が硬かったりすると他の関節や筋肉に負担がかかりますので全体バランスよくしておくのが正座ができる近道になりますからね。
まとめ
以上なのですが最後にもう一つだけ。正座をしようとすると「膝が痛い」って頭に擦りこまれていると体に防御反応が出てしまい、膝を曲げようとすると痛いことをされると脳が反応して痛みを勝手に出してしまいます。この脳のブロックを取らない限りは柔軟性と筋力の面をクリアできても完全に膝を曲げることは難しいでしょう。
この防御反応を取るのは膝に関連した専門の技術が必要になりますので、ももたに整骨院へいつでもご相談くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。