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【膝専門整体師が教える】膝の水を抜いてもまた水が溜まるのはなぜ?

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こんにちは。山梨で唯一の「膝の痛み・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。変形性膝関節症などの疾患を発症したときに、膝に水の溜まるケースがあります。

病院や整形外科などでは、溜まった水を抜く処置をおこなうこともありますが、しばらくするとまた溜まってきてしまいます。なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

 

膝に水が溜まる原因

・膝以外の他の関節や筋肉が上手に使えなくなっている場合

・膝以外の他の関節の歪みやズレにより体全体の重心がずれている場合

この二点が大きな原因なんです、日常生活でのお膝にかかる負担で関節に炎症が起きてしまい、それが長い期間続くことで変形性膝関節症か水が溜まる事になってしまいます。

今から、変形性膝関節症や何故水が溜まるのか、なぜ炎症が起きるのか、解決法をお伝えしていきますね。

 

変形性膝関節症ってなに?

膝の変形

膝に水が溜まる代表的な疾患としては、変形性膝関節症があげられます。加齢や筋力の低下、骨盤の傾きなどが原因で膝に負担がかかり、膝に水が溜まったり、膝に痛みが出たりする疾患です。

農家のお年寄りをイメージしてもらうと分かりやすいのですが、長年にわたって農作業をおこなっている方の背中は丸くなり、それにともなって足がO脚気味になってきます。

O脚になると膝の内側に負担がかかることとなり、そこにカルシウム沈着が起きて「骨がトゲみたいに尖る(骨棘)」を形成すると、痛みが生じるとされているのです。

 

なぜ膝に水がたまるの?

 

膝に水が溜まる原因について解説する前に、そもそも膝に溜まる「水」とはなんなのかについて知っておきましょう。当然のことながら、蛇口をひねったときに出る水とは異なっています。

膝関節は、3つの骨から構成されています。いわゆるすねの骨(脛骨)の上に、太ももの骨である大腿骨が乗っていて、大腿骨の前面には俗にいう膝のお皿(膝蓋骨)があります。

膝という部分は日常生活でよく動作する関節であるため、関節内で起こる摩擦や衝撃を減少するための、優れた仕組みがあります。

膝関節を構成している骨にはそれぞれ、軟骨と呼ばれる水分の多い骨が付着しています。その軟骨がクッションの働きを果たすことで、膝関節にかかる衝撃を減らしてくれるのです。

また、膝関節は関節包と呼ばれる袋状の器官に覆われており、その中に関節液と呼ばれる液体があります。関節液には、関節をスムーズに動かす潤滑油としての働きがあります。

つまり、膝の水とはこの関節液のことを指すわけです。変形性膝関節症を発症すると、膝の痛みや炎症を和らげ、膝関節をスムーズに動かそうとして、関節液の量が増えるのです。

 

関節の炎症はなぜ起こるのか?

膝の炎症

関節の水が増えるのは、関節の炎症を抑えるためということはご理解頂けたと思いますが、そもそもなぜ関節の炎症が起こるのか?ということが一番の問題です。

関節の炎症が発生し続ける限りは、関節液も増え続けます。そしてひどい場合は定期的に膝の水を抜いてもらわないと痛くて歩けないほどの状態に陥ってしまいます。

水を抜くということよりも、そもそも「関節の炎症が起こらないように」しないといけないはずです。それにはやはり「なぜ関節の炎症が起きるのか」をしっかり理解してその原因を取り除く必要がありますよね。

膝の関節が炎症を起こす主な理由は、実は膝自体に原因がない場合がほとんどです。膝の関節は体の関節の中で、一番体重の負荷がかかりやすく体重の負荷が1点に集中する関節です。膝の柔軟性と合わせて、足裏の骨や股関節の柔軟性などが噛み合って膝が上手に機能し人間の重心を支える役目を果たすのですが、股関節の柔軟性が失われていたり、足裏の骨の柔軟性が失われることにより、体重の負荷分散ができなくなってしまい、その負荷が一気に集中してしまうのが膝の関節です。

もう一度言いますと、膝の炎症の本当の原因は

・膝以外の他の関節が上手に使えなくなっている場合

・膝以外の他の関節の歪みやズレにより体全体の重心がずれている場合

この2点の原因により膝へのストレスが高まって、膝関節全体に負荷が生じ、炎症が起こってしまいます。

そして、その負荷を支えようと頑張って無意識に膝関節周囲の筋肉や、太ももの筋肉などが異常に固くなりさらに膝の痛みは悪化していきます。

膝の炎症を起こさないような体に戻すということが、膝の炎症を抑えるには唯一有効的なアプローチになります。

膝の水を抜くよりは根本的な原因の解決を!

ここまでの説明で、なぜ膝の水を抜いてもまた水が溜まるということを繰り返すのかについては分かって頂けたことと思います。火事になったら消火活動をおこなうように、膝の炎症が起きたら、水を出して炎症を抑えるということです。

つまり、膝の水は必要だから出ているわけです。確かに、あまりにも大量に溜まってしまった場合、外科的に抜いたり注射をしたりすることが必要なこともあります。

ただ、膝に水が溜まる根本的な原因を取り除かない限り、また膝に水が溜まることとなります。膝に水が溜まらないようにするには、膝の内側にかかる負担を取り除くことが重要です。

当院には、今まで4歳から100歳までさまざまな年齢層の患者さんが来られていますが、それだけ施術がソフトで安全だということでもあります。

「もう年だから仕方がない」「死ぬまで痛みと付き合っていくしかない」とあきらめている方、ぜひ一度、ももたに整骨院の治療を受けてみてください。

 

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