こんにちは。山梨市で唯一の「慢性腰痛・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。
引き続き10月は「膝」に関連した内容をお話していきます。
膝って生活していると毎日使うものなので傷めやすい場所でもあるんです、肩もそうですけど肩は動かさなかったら使わないですが歩くだけでも使うのが膝なんですよね。荷重もかかるし、曲がるし色々苦労しているんです膝って。
さて今回は「膝の裏側が痛い時にはこの筋肉が関係している」というテーマでお伝えしていきます。
膝の痛みの種類は?
安静にしていて膝の裏が痛い場合
臨床経験上あまり見られないですが(柔道整復師の当院なので、おそらく整形外科へ受診される人が多いから)何もしていないのに膝の裏が痛む場合、必ずその前日や一週間以内にいつもと変わったことをしていないか、もしくは何か出来事がなかったか思い出して下さい。
例えばスポーツで膝を傷めた、相手がぶつかってきた、お出かけ中に転倒して膝を何かにぶつけたなど思い当たる節があるかもしれません。
安静にしているのに膝裏に痛みを感じるのは実は深刻な問題を抱えている可能性もあるのです。
・熱感があり膝が腫れている
・「ズキンっ!ズキンっ!」と鈍痛というより鋭い痛みが出る
可能性として考えられるのは、以前のブログでもあった半月板損傷、そして関節水腫(膝に水が溜まる)です。一度整形外科を受診されたほうがいい症状もありますのでご注意くださいね。
運動時痛で膝の裏が痛い場合
ほとんどの人がこちらの動いたときに痛みを感じるものが多いです。
安静時の強い痛いではなく、膝裏が重ダルイような痛みで安静にしていれば痛みは出てこないのが特徴です。
「じっとしていれば痛くないけど、歩くと膝の裏が痛いんです」
「歩いていて地面に足が着いた時に痛い」
痛みを訴えられる時はこんな感じでお話を頂くことが非常に多いです。
ではいったいこの膝裏の痛みの原因はどこにあるのでしょうか?
歩いた時の膝裏の痛みの原因は膝窩筋にある
膝窩筋とは?
歩いた時に痛みが出るのはこの膝窩筋に原因があるのですが、では膝窩筋って何者かというと、膝の関節の曲げ伸ばし(屈曲・伸展)を制限するための役割をもった筋肉で、この筋肉が何かしらの原因で硬くなって緊張してしまうと痛みが出てしまいます。
この膝窩筋で起こるのが筋スパズムと呼ばれるもので、筋肉の攣縮や持続的な緊張という意味で、膝を曲げ伸ばしする時や階段を降りる時・歩行時に膝の関節が完全に伸ばされないように緊張した膝窩筋が無理に動いてしまい痛みが出てくるのです。
でも何故、膝窩筋が硬くなってしまうのでしょうか?
一番の原因は膝周りの筋肉のバランスの悪さです。
私が治療をしてきた多くの人は大腿四頭筋が非常に硬くなっています。この大腿四頭筋は今回の膝窩筋だけでなく膝の痛みや慢性腰痛の人は硬くなっていることが多いです。
大腿四頭筋がガチガチに緊張してしまうと、膝がピンっと引き伸ばされた状態になり膝の裏の膝窩筋にストレスがかかってしまい痛みが発生してしまいます。
対処法としては、大腿四頭筋・ハムストリングスやお尻の筋肉の柔軟性をつけて膝の負担を軽減させることが良いです。
まとめ
今回の膝の裏の痛みでは動作時で発生するものであればケアをしておくことで充分に解決します。たくさん運動したり長時間歩いたり、脚の柔軟性がないと起こりやすくもありますので気を付けてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。