こんにちは。山梨市の「腰痛・坐骨神経痛」専門のももたに整骨院の桃谷です。
現在、平日は甲府市で治療をおこなっています。只今、来院されている患者さまの中で頭痛が辛くて治療にいらっしゃっている方は何割かおられ、前回は偏頭痛の和らげ方をお伝えしましたが。
今回は筋緊張型頭痛と偏頭痛の見分けかたもお伝えしていきます。
と言いますのも「頭痛はするが、頭痛の種類まで知らない。」
「え?頭痛って1つじゃないんですか??」
と一般的には頭痛の種類を意外と知られていないからです。
頭痛の種類によって、予防・対処の仕方が異なります。
(偏頭痛の軽減法を知りたい方はこちら-偏頭痛の和らげ方)
反対の事をしてしまうと悪化する可能性もありますから、それだけ自分の頭痛の種類を知っておくことが大事なのです。
今回は頭痛の種類と、自分が何頭痛なのか見分け方をお話していきますね。
一次性頭痛と二次性頭痛
頭痛には、一次性頭痛と二次性頭痛があります。
「一次性頭痛は、精密検査をしても原因の見つからない一般的慢性的な頭痛」
「二次性頭痛は、くも膜下出血・脳腫瘍・脳梗塞などの病気によって引き起こされた頭痛」簡単にご説明すると、以上のように2種類に分かれます。
二次性頭痛は、いつもの頭痛と全く違う痛みなのでほとんどの人が病院へ直行されますので、ここでは一次性頭痛のみを取り上げていきます。
一次性頭痛は3つのタイプ
一次性頭痛にも筋緊張型頭痛・偏頭痛・群発頭痛などに分けることができます。
①筋緊張型頭痛とは?
筋緊張型頭痛とは、精神的な緊張ストレスや目の疲れなどから背中から首までの筋肉がガチガチに硬くなり血行不良になることで起きる頭痛のことです。
肩こり頭痛とも呼ばれ、重ダル痛い、頭が締め付けられるように感じ、後頭部が痛い、目の奥が重痛いという症状が出ます。
我慢すればなんとか過ごせる場合が多く、市販の薬や病院で処方された薬を飲んで対処している人が多いです。
筋肉の血行を良くしてあげれば頭痛の頻度や痛みは早い段階で改善されます。ただし、ほったらかしにしすぎると頭痛になる習慣ができてしまいます。
②偏頭痛とは?
偏頭痛とは、頭の片側またはコメカミあたりがズキズキした痛みが心臓の拍動と共に出る症状です。
女性に多く、日本に約12人に1人くらいの割合でいます。
目の奥に痛みを訴える人、においに反応する人、閃輝暗点(センキアンテン)といい光を見ると頭痛になるタイプの人もいます。1週間のうち2~3日おこり、時期が過ぎると急に楽になったりします。
偏頭痛薬で対応している場合もありますが、多くは治らず予防薬を飲みながら、激痛の時に鎮痛剤を飲んでいる人が多いです。
③群発頭痛とは?
群発頭痛とは、特に男性に多い頭痛のタイプですが、頭痛もちの約3%の割合の人がなる珍しい頭痛です。
数年に一度、一ケ月ぐらい頭をカナヅチで叩かれたような激痛に襲われます。しかし急に今までの痛みがウソだったかのように消失します。
ただしまた数年後に激痛に襲われ、これを繰り返すのが群発頭痛です。頭痛の期間に病院で注射を打たれる方が多いです。
この3つの頭痛で特に皆さんを悩ませるのが、筋緊張型頭痛と偏頭痛だと思います。
筋緊張型頭痛と偏頭痛の見分け方
筋緊張型頭痛と偏頭痛の簡単な見分け方です。
場所を選ばずできるはずなので、もしご自身の頭痛がどちらなのか試してみてください。
1.真っ直ぐ立って腰を90度曲げます(お辞儀の姿勢)
2.お辞儀をしたまま頭を左右に振ります(ゆっくりと)
3.痛みが同じなら「筋緊張型頭痛」、増したら「偏頭痛」
たったこれだけです。
お辞儀をすることで頭への血管を拡張させ、頭を振り変化をみます。
これで何頭痛かだいたいはお分かりいただけると思います。
頭痛のせいで家事や仕事に集中できない、イライラしやすくなったなど日常生活に支障が出てしまうこともありますので、病院やお薬でもどうにもならない方はいつでもご相談くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。感謝いたします。